ブランク11年からの復職。最初の一歩を踏み出す場所、職業訓練校の歩き方【見学会攻略】

40代からの資格取得

「子どもが大きくなったら、また働きたい」
そう思ってはいても、履歴書に刻まれた「11年の空白」を見て、足がすくんでしまう。
かつての私は、まさにそうでした。

現在、私はフルリモートのエンジニアとして働いていますが、そのキャリアの再スタート地点となったのが、「職業訓練校」です。

独学でスキルを身につけるのも手ですが、ブランクがある主婦にとって、訓練校は単なる「学びの場」以上の意味を持ちます。それは、社会復帰のためのリハビリステーションであり、新しいキャリアの「土台作り」をする場所です。

今回は、私が実際に「Web制作コース(5ヶ月)」に通う前に行った、「職業訓練校の見学会」についてお話しします。

ハローワークの担当者にも「絶対に行って」と言われたこの見学会。ただ行くだけではもったいない。
40代・未経験から再就職を勝ち取るための「戦略的な見学会の歩き方」をシェアします。

1. そもそも、専業主婦が使える「訓練」とは?

職業訓練校には大きく分けて2種類あります。
ここを間違えると「対象外」になってしまうので注意が必要です。

* 公共職業訓練:主に失業保険をもらっている人が対象。
* 求職者支援訓練:失業保険がない人(専業主婦など)が対象。

私が利用したのは後者の「求職者支援訓練」です。

テキスト代などは実費ですが、受講料は原則無料。
さらに条件(世帯年収や資産など)を満たせば、「職業訓練受講給付金(月額10万円+交通費)」を受けながら通うことができます。

💡 ここがポイント「学びながら、少しだけ収入の道も確保する」。

家計への罪悪感を減らし、勉強に集中するためにも、この制度は最強の味方でした。

2. 見学会は「見極め」の場。見るべき3つのポイント

パンフレットだけで決めるのは危険です。
なぜなら、訓練校によって「雰囲気」や「就職への熱量」が全く違うからです。

私は見学会を「自分が5ヶ月間、完走できる環境かどうかのテスト(相性確認)」と捉えて参加しました。

メリット① カリキュラムの「質」と「現実味」を確認する

「Web制作」と一口に言っても、デザイン重視なのか、プログラム重視なのか。
私の場合は、「今のIT現場で通用するスキルなのか?」を先生に確認しました。

パンフレットには良いことしか書かれていません。
「卒業生はどんな職種に就いていますか?」「未経験40代の実績は?」
この「実績データ」取れるのが見学会の最大のメリットです。

メリット② 「40代ワンオペ」でも通えるかシミュレーションする

当時の私は、下の子が小学校に上がったばかり。
「急な発熱で休んだ時の補講はあるか?」「授業のスピードについていけるか?」

これらは、ネットには載っていない情報です。
先生やスタッフと直接話すことで、「ここなら相談できそう」という安心感(または違和感)を肌で感じることができます。
「通えなくなって途中退校」というミスマッチを未然に防ぐためにも、現場確認は必須です。

メリット③ 「合格」への布石を打つ(選考対策)

実はこれが一番の裏メリットです。
人気のコースには「選考試験(面接・筆記)」があります。
見学会に参加し、名前を残しておくことで、「本気度(就職意欲)」をアピールできます。

私もハローワークの方に「見学会参加は、選考の加点になる可能性が高いから絶対行って!」と背中を押されました。

3. 実際に私が質問したこと&服装のアドバイス

プロからの助言:服装は「スーツ」一択です

「見学会だから私服でいいや」はNG。
参加者の大半はスーツでしたし、何よりここは「就職を目指す場所」。

先生方は将来の「面接官」になる可能性が高い人たちです。
「私はいつでも仕事に戻れます」という姿勢を見せることが、最初の試験だと思ってください。

私がぶつけた質問リスト

見学会では、遠慮せずに具体的に聞きました。

  • ✅ 選考試験ではどのような問題が出ますか?(過去問の傾向など)
  • ✅ パソコンのスペックはどの程度必要ですか?(自宅学習のため)
  • ✅ クラスの年齢層は?(同世代はいるか)

特に選考試験の内容については、見学会でヒントをもらえることが多いです。私はここで聞いた情報を元に準備をし、無事合格できました。

まとめ:見学会への参加が、キャリアの「スイッチ」になる

職業訓練校は、ブランクという重い扉を開けるための、国が用意してくれた「鍵」です。
そして見学会は、その鍵が自分の手になじむかどうかを確かめる大切なステップ。

「私なんかが行ってもいいのかな?」と迷う必要はありません。
動き出さなければ、11年の空白はそのままです。

でも、一歩踏み出して見学会に行けば、そこから「エンジニアへの道」や「新しい自分」が必ず見えてきます。

まずはハローワークの検索機で、近所の訓練校を検索することから始めてみませんか?
あなたの再出発を、心から応援しています!

コメント